NSC Japanとは?


1979年以来、CSDA(千葉県スクーバダイビング協会)では、ダイバーのための安全プログラムを推進してまいりました。1998年1月、日本で始めてNSCファーストエイド・プログラムのトレーニング・エイジェンシーとなり、救命救急法の普及活動を始めるに至りました.。このプログラムの推進母体を、CSDA/YMCA Scuba Program と言います。CSDA(Center for Safety Divers Activities)は、ダイバーのための安全プログラムを推進していますが、このプログラムの一環として、ファーストエイド/CPRの普及活動を位置づけていました。ところが、CSDA/YMCA SCUBA Program の活動を通して、この活動は、ダイバーのみに関わる活動ではなく、市民一人一人に関わる重要な活動であるとの認識に立つに至りました。それは、日本におけるEMSの不十分さと、医療システムが市民の立場に立っていないと言う事実からです。

日本ではBLSの重要性が十分認識されず、ファーストエイドの行為を治療行為とする考え方が根づよく、BLSの普及が阻害されています。先進国アメリカのCPRガイドラインを使用しながらも、情報公開が十分でなく一般市民への協力要請もちぐはぐなものになっています。一般市民 - 救急隊 - 医療機関 、この連携をクリアーなものにすることにより家族の命、仲間の命、生徒の命を我々市民一人一人で守っていか無ければなりません。BLSを市民の手に!をスローガンに、私達はNSC Japan を設立しました.。私達は関係各団体と協力しながら、BLSの普及を進めていきたいと思います。


CPR:心肺蘇生法

BLS:一次救命処置(医療行為ではない)

ALS:二次救命処置/高度救命処置(医師の行う医療行為)

EMS:救急医療システム



 


NSC FAI Training Agency